ま~ちゃんの自然農法

微生物の力を最大限に活かし

「自然治癒力のある田んぼ」をつくる農法

自然界のあらゆるものは、「微生物がはたらくことで本来の姿に戻っていく」という法則の上に成り立っています。
落ち葉が腐葉土に変わるのも、食べ物が発酵で味が深まるのも、人の腸が健康を保てるのも、すべては微生物の循環が正しく働いているから。
その循環が乱れると、土も水も、作物も、そして人の身体も弱っていく。
私は、自然農法とは、「自然治癒力を妨げない農業」 だと考えています。
だから、答えは常に自然の中にある。その時その日の田んぼと向き合い続けることで、田んぼが必要としていることを、微生物が教えてくれる。
「マニュアルではなく、自然が教えてくれる農法」
これが、「ま〜ちゃんの自然農法」です。

自然農法の3つの柱(ま〜ちゃん流)

1. ― 自然の水で「血流」をつくる ―

水は、田んぼにとって「血液」のような役割を果たします。人の身体が良い水で血流を整えるように、田んぼもまた、水が整えば微生物がいきいきと働き始める。
私は、水管理を「量の調整」だとは考えていません。本当に大切なのは、その日その時の田んぼがいちばん動きやすい「めぐり(血流)」をつくること。
人間も、汗をかく日・寒い日・体調の悪い日では必要な水の量がまったく変わるように、田んぼも「その日の体調」によって欲しがる水が違います。
だから私は、マニュアルではなく田んぼの声を聞いて水を整えています。これが自然農法の本質です。
さらに、大自然の湧水をもとに、微生物の理にかなうよう丁寧に仕立てた「自家製の発酵水」を苗づくりと田んぼに使うことで、水そのものが微生物の働きを深く引き出してくれます。
良い水を飲んだ時に身体が軽くなるように、田んぼも水が整うと、微生物がいちばん力を発揮できる「呼吸」を取り戻す。
私は、水を管理するのではなく、「水で微生物を動かす」という考え方で田んぼと向き合っています。

2. ― 土を「生きた器官」に戻す ―

ま〜ちゃん農法の中心にあるのは、「発酵」という自然のしくみです。
藁や草が微生物の力でゆっくりと分解され、発酵が進むことで、土の中には微生物が活動しやすい環境が整っていきます。
その働きをさらに高めるために、自家製の発酵土と発酵水を組み合わせ、微生物が目覚め、動き出す「きっかけ」を与えています。

こうして微生物の循環が回り始めると、土は自ら整い、稲が自然に強く育つ「生きた器官」へと変わっていきます。

土を締めつけず、空気と水の通り道を守ることも、微生物が呼吸し続けるための大切な条件です。
この田んぼの仕組みは、人の体でいえば「腸」です。発酵食品を取り入れると腸内環境が整い、身体が軽くなるように…土の中でも同じです。
発酵で生まれた成分が微生物の力を底上げし、土は本来の呼吸と生命力を取り戻していきます。
稲を育てるのではなく、微生物がいちばん自由に働ける環境を育てること。それが、すべての土づくりの基礎になっています。

3. ― 過保護にしない勇気 ―

人の身体は、栄養を過剰に与えすぎると、本来自分で整えられる力が弱ってしまうことがあります。
たとえば、サプリメントに頼りすぎることで、身体本来の調整力が働きにくくなることがあるように。田んぼも、稲も、まったく同じだと感じています。
農薬や化学肥料を使えば、その瞬間だけは良く見えます。しかし続ければ続けるほど、土も微生物も稲自身も「自分で立つ力」を失っていく。
だから私は、余計なものを足さず、「過保護にしない」という選択をしています。
必要以上のものを与えず、微生物と稲が本来の力で立ち上がる「環境だけを静かに整える」。
そうすると、稲は深く根を張り、太陽と水と土だけで立ち上がり、自分で栄養をつくれる体に戻っていく。
それはまるで、自然治癒力を取り戻した人の身体のよう。
私がしていることは、「育てる」というよりも、育とうとする力を邪魔しないための、環境づくり。
自然界の力は、人が思っているよりずっと強いのです。

ま〜ちゃん独自の特徴

発酵の理を理解し、微生物が働きやすい環境をつくるため、独自に仕込んだ発酵水と発酵土を組み合わせています。 苗づくりの段階から微生物のスイッチを入れ、田んぼ全体の循環が動き出す土台をつくる…これは、どこにもない唯一の手法です。
ササニシキは「生命力・水質・微生物環境」に素直に反応する品種。自然農法でこそ、本来の透明感ある味わいが最大に引き出されます。
一点集中だからこそできる品質があります。
自然農法で最も大切なのは、「田んぼ1枚1枚が何を求めているかを感じ取ること」。
規模を追えば、細部の変化が見えなくなる。私は、自然を読み切れる「手が届く範囲」にこだわっています。
水の量・溝切り・田植え・稲刈り…どの判断も「自然が示すサイン」をもとに決めています。 マニュアルに頼らず、変化に合わせること。それこそがま〜ちゃんの判断基準です。
これらすべての積み重ねが、唯一無二の「ま〜ちゃん農法」を形づくっています。

最後に

自然は、答えをすべて知っています。
微生物が働き、水が巡り、土が呼吸し、稲が本来の力で立ち上がる。
その循環が整ったとき、お米は「自然のままの味」をまといます。
私はこの循環を、未来へ残したい。
だからこそ、これからも自然と向き合いながら、丁寧にお米を育て続けていきます。
日々の田んぼの様子も、 このお米に込めている想いも、すべて「ま〜ちゃんのお米」に詰まっています。
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